東日本大震災復興応援活動

東日本大震災が発生した8年前。計画停電など東京の私たちにも大きな影響がでました。しかし、被災地の状況はそれを遥かに上回る苦難に満ち溢れていることを知り、高校生の私たちにも何か出来る事はないかと考えました。そこで、「被害が甚大であるにも関わらずあまり報道されていない、閖上地区を支援する」という方針で活動することに致しました。

 

2011年の活動

 私たちは東日本大震災が起きた2011年3月11日から今日まで自分たちに何ができるかを考えながら日々活動してきました。震災により風評被害などたくさんの問題が起きてしまった日本で、高校生にできることなどないのではないかと悩むこともありました。そして、私たちは音楽という方法を使って何かできるのではないかと考えました。 その結果、多くの方々の協力のおかげで震災から5ヶ月後に被災地である宮城県名取市でコンサートを行わせていただきました。コンサート終了後、私たちは宮城県名取市立閖上中学校吹奏楽部の生徒さんと交流をしました。閖上中学校は津波の影響で市内の小学校に間借りしています。最初に、交流の挨拶を兼ねて私たちから演奏を披露させていただきました。曲目は得意とするジャズの名曲「イン・ザ・ムード」。到着してからバタバタと短時間で準備したため、あわただしい中での演奏でしたが、中学校の皆さんに喜んでいただきました。

 

 

 

 

2014年の活動

震災から3年が経過しても心に深い傷を負っている人がいます。そういった人たちは支援金など金銭的な支援ではなく、音楽で心を癒すなどといった支援を本当に必要だと昨年3月31日に田戸先生が宮城を訪問したときに櫻井さんはおっしゃっていました。そこで2014年5月4日に行われた第24回定期演奏会内で閖上中学校と富士森高校による共同で作詞作曲した「とどけ、未来へ」という歌を演奏し被災地の方の心の傷を癒せるように、また宮城県の特産物を販売し微力ながら閖上地区の活性化に貢献しました。その後2014年6月21日に閖上地区を訪問し、実際に復興が進んでいない閖上の街、津波の被害を受けた閖上中学校本校舎、コンサートを行う朝市を見学しました。そして、閖上中学校吹奏楽部と一緒にパート練習、合奏、昼食会を行い、三年ぶりに交流することができました。宮本先生には「こんなに笑った子供たちを見るのは久しぶりです。」というお言葉をいただきました。音楽の力、人と人とが触れ合うことで出来る絆を再確認しました。閖上地区訪問を終えて、復興が進んでいないという状況にありながらも笑顔を絶やさずに前を向いて進んでいる皆さんがいました。そんな方々の手助けし後押し出来るように、心の傷を負っている人を癒せるようにFWOにしかつくれない「音楽の力」で被災地の皆さんに大きなパワーを送りたいと思います。そして、私たちはその「音楽の力」を信じ大きなパワーを送るために三年前と同じ宮城名取市閖上地区を訪問し、『未来へ~笑顔を届けるコンサート~』と題しましてゆりあげ港朝市会場特設ステージにてコンサートを行いました。インザムード、Happiness、とどけ、未来へ、宝島、F-STOMPを披露し、アンコールではウィーアーとふるさとを斉唱しました。コンサート中に涙を流してくださったお客様もいました。たくさんの方々に足を止めて頂き皆様笑顔で過ごしていただくことができました。また、イオンモール名取でも演奏披露をさせて頂きました。

 

 

2015年の活動

今年5月3日に行われた第25回定期演奏会内で、閖上中学校と富士森高校による共同作詞作曲の『とどけ、未来へ』を演奏、また宮城県の特産物を販売させて頂き、微力ながら閖上地区の活性化に貢献させて頂きました。私たちはその「音楽の力」を信じ、震災から4年経った今音楽の力によって閖上地区の応援活動の為、再び宮城県名取市ゆりあげ港朝市会場にて演奏会を行い、現地の人々と再会し、聴いてくださったすべての方々と笑顔になれるようになれるような演奏を披露することができました。また、箱塚屋敷仮設住宅でも演奏を披露させて頂きました。

 

 

私たちはこれからも音楽を通じて応援活動を続けていきたいと思っています。

未来へ

~笑顔を届けるコンサート~